街で見かけるたびに気になるマツダのCX-5。「あのクルマ、ちょっと高そう」「お金持ちの人が乗ってる印象」と感じたことがある人も多いのではないでしょうか。
実際、CX-5は見た目の高級感や走行性能、装備の充実ぶりから、ワンランク上の車として注目されています。しかし、その一方で「CX-5って本当に金持ち向けなの?」「実際に乗っているのはどんな層?」といった疑問もネット検索で多く見られます。
この記事では、CX-5の購入層や維持費、人気カラーや中古価格、さらにはライバル車との比較まで、幅広く深掘りして解説します。CX-5が“金持ちの車”というイメージの真相に迫りながら、これから購入を検討している方に役立つリアルな情報をお届けします。
- CX-5は見た目の高級感から“金持ちの車”と誤解されがち
- 実際の購入層や人気のカラー、男女比まで詳しく解説
- 中古市場やガソリン代、維持費から見るリアルな所有コスト
- ハリアーとのサイズ比較や値下げ時期も網羅
- 「CX-5は金持ちしか乗れないのか?」という疑問に対する結論
CX-5は金持ちが乗る車なのか?購入層やイメージの真相を徹底解説

- CX-5の購入層はどんな人たち?
- CX-5に乗っている男性の印象と傾向
- CX-5に乗っている女性の特徴と選ばれる理由
- マツダCX-5の人気カラーとその理由
- CX-5で不人気な色とは?避けられる理由を分析
- CX-5の売れ行きとその背景にある魅力
1. CX-5の購入層はどんな人たち?

マツダCX-5の購入層は、主に30代後半から50代の男女で、年収500万円〜800万円ほどの中堅層が中心です。「金持ちしか乗れない」というより、堅実に自分の価値観や好みを大切にする人が多く選ぶ傾向にあります。
特に、国産車の中でも質感や走行性能にこだわりたいというニーズが強い層がターゲットです。SUV人気が続く中、ファミリーカーとして選ばれることも多く、後席の広さや安全装備の充実ぶりが高評価につながっています。また、営業職や士業といった信頼性を重視する職種の人からも支持があり、ビジネスとプライベートの両立ができる万能車というイメージも定着しています。
高級車のような派手さではなく、あくまで“質の良い選択”としてCX-5を選んでいるのが実情です。見た目や内装の上質さから“金持ちの車”と勘違いされることもありますが、実際には堅実なミドル層に愛されているモデルです。
2. CX-5に乗っている男性の印象と傾向

CX-5に乗る男性は「落ち着きがあり、自分のスタイルを持っている人」という印象を与えることが多いです。例えばスーツが似合う営業職や、自分でDIYを楽しむアウトドア派など、幅広いライフスタイルにフィットする車であることが背景にあります。
内装やボディの質感が高いため、所有感を大切にするタイプの男性が選びやすく、特に独身の30〜40代に人気があります。また、ディーゼルモデルの低燃費や高トルクを活かした走りを楽しめることから、車の性能にこだわりを持つ人にも好まれます。洗練されたエクステリアは「高級車に乗っていそうな人」という印象を周囲に与えることがあり、CX-5オーナーが“金持ち”と見られる要因にもなっています。
しかし実際は、価格帯や維持費のバランスから見て、あくまで現実的な選択肢として選ばれているケースが大半です。つまり、「見た目はリッチ、中身は堅実」というのがCX-5を選ぶ男性の傾向だといえるでしょう。
3. CX-5に乗っている女性の特徴と選ばれる理由

CX-5は男性オーナーが多い印象がありますが、実は女性にも人気のあるSUVです。特に30代〜40代の子育て世代や自立したキャリアウーマン層に支持されており、「大きすぎないけど存在感のある車」「上品で安全性も高い車」という評価が高いです。
CX-5は全高が抑えられており、運転席からの視認性も良く、駐車や取り回しがしやすいため、女性にとっても扱いやすいのが魅力です。また、内装がシックで高級感があり、上質なライフスタイルを求める女性にぴったりのデザインとなっています。i-ACTIVSENSEといったマツダの先進安全装備も全グレードで充実しており、小さなお子さんがいる家庭でも安心です。
さらに、CX-5に乗っている女性は“落ち着きがあり賢い”という印象を周囲に与えることが多く、車をステータスの一部として活用している傾向も見られます。このように、CX-5は女性にとっても機能性と見た目のバランスに優れた一台であり、「金持ちの女性が乗る車」というより、「洗練された選択をする女性が選ぶ車」というイメージが強いのです。
4. マツダCX-5の人気カラーとその理由

CX-5の中で圧倒的に人気があるのが「ソウルレッドクリスタルメタリック」です。マツダを象徴するこのカラーは、光の加減で深みや鮮やかさが変わる美しい発色が魅力で、「高級感がある」「存在感がある」と多くのオーナーに選ばれています。
また、「ジェットブラックマイカ」や「マシーングレープレミアムメタリック」も人気が高く、いずれも高級感を重視したカラーが好まれる傾向にあります。これらの色は、街中でも映えるだけでなく、洗車後の艶やかな仕上がりが美しく、所有満足度を高めてくれる要素の一つです。人気カラーを選ぶことで、リセールバリューも比較的高く保てるというメリットもあります。
車選びの際に「色は重要」と考える人にとって、CX-5のカラーバリエーションはまさに“お金をかけても満足できる”選択肢が揃っています。そのため、CX-5に乗っているだけで「高級感のある車に乗っている」と周囲から見られやすく、“金持ち”の印象を持たれるのはこのカラーリングの影響も大きいと言えるでしょう。
5. CX-5で不人気な色とは?避けられる理由を分析

一方で、CX-5にはあまり選ばれていないカラーも存在します。代表的な不人気色は「ディープクリスタルブルーマイカ」や「チタニウムフラッシュマイカ」など、やや地味で個性が薄く映る色です。特にブルー系は写真やカタログでは美しく見えても、実際の街中では色あせて見えることもあり、選ばれる率が低くなる傾向があります。
また、中古車市場においても需要が少なく、査定価格に影響する可能性があります。不人気色は価格面でお得になることもありますが、所有満足度や周囲からの印象を考えると、やはり人気カラーを選んだほうが無難だといえるでしょう。CX-5はデザインが洗練されている分、カラーによって印象が大きく変わる車種です。
そのため、「金持ちに見られたい」「上品な車に乗っていると感じられたい」という意識のある人は、やや地味なカラーを避ける傾向にあります。色選び一つで車の印象が大きく変わるという点からも、CX-5の“金持ちイメージ”にはカラーの影響が大きく関わっているのです。
6. CX-5の売れ行きとその背景にある魅力

マツダCX-5は2012年の登場以降、常に同社の販売の柱となってきたモデルです。SUV人気の波に乗り、スタイリッシュなデザインと力強い走り、そして燃費性能の高さが評価され、特に30〜50代のミドル層を中心に支持されています。販売実績としても、登場初年度から国内販売台数ランキングの上位に名を連ね、累計販売台数は100万台を超える勢いです。
この売れ行きの背景には、マツダの「魂動デザイン」による視覚的な美しさと、走る楽しさを追求したスカイアクティブテクノロジーの搭載があります。さらに、2022年には後期型へのマイナーチェンジにより、快適性や静粛性が大幅に向上し、さらに多くの層に訴求力を持つようになりました。
このように、CX-5の売れ行きは“安いから売れる”のではなく、“価格以上の満足感があるから売れる”という明確な理由があります。そのため、街中でCX-5を見かけたときに「お金持ちが乗ってるのかな?」と思われやすいのは、まさにこのプレミアムな存在感が醸し出す影響なのです。
CX-5は本当に“金持ちの車”なのか?維持費や価値で考える

見た目の高級感だけではなく、実際の維持費や価値、ライバル車との比較からも「CX-5=金持ちの車」と思われる理由があります。ここではサブキーワードに基づいて、CX-5のリアルなコスト感やサイズ感、価値を徹底検証していきます。
- CX-5の年間維持費はいくらかかるのか?
- 中古車価格とリセールバリューの関係性
- CX-5とハリアーをサイズ・価格で比較
- CX-5の値下げが期待できる時期は?
- CX-5の月々のガソリン代はどれくらい?
- マツダCX-5は“買い”か?ユーザー評価と総合判断
1. CX-5の年間維持費はいくらかかるのか?

CX-5はSUVの中でも維持費が抑えやすい部類に入りますが、それでも年間でかかる費用はそれなりにあります。まず、自動車税はディーゼルモデルで約45,000円、ガソリンモデルでは排気量に応じて34,500円〜39,500円程度となります。車検代は法定費用と整備を含めて約10〜12万円、保険料は車両保険込みで年間8万円〜12万円が目安です。
さらに、オイル交換やタイヤ交換などのメンテナンス費用が年間3〜5万円程度加算されます。ガソリン代については、走行距離や燃費によって大きく異なりますが、年間10,000km走ると仮定した場合、約12万〜15万円が目安です。すべてを合算すると、CX-5の年間維持費は平均して35万〜45万円程度になります。
これを「高い」と感じるか「妥当」と感じるかは個人差がありますが、同クラスの輸入車と比較すれば非常に良心的なコスト感と言えます。この現実的な維持費により、「お金持ちじゃないと維持できない」というよりも「堅実に維持できるプレミアムSUV」というイメージに近いでしょう。
2. 中古車価格とリセールバリューの関係性

CX-5は中古市場でも非常に人気のあるモデルで、特にソウルレッドやブラックなどの人気カラー、ディーゼルモデルの上位グレードは高いリセールバリューを誇ります。一般的に、3年落ちのCX-5であっても新車価格の60〜70%ほどの価格で売れるケースが多く、同クラスのSUVの中ではトップクラスの値持ちの良さを見せています。
マツダ車はかつて「値落ちが早い」と言われていた時代もありましたが、魂動デザインの成功とブランド価値の向上により、近年は安定して高値で取引されています。さらに、ディーゼルエンジン搭載モデルは海外市場でも人気があり、輸出需要も加味された相場が形成されることも。
つまり、CX-5は購入時点では高価に感じるかもしれませんが、数年後に売却を考えたときに“お金が戻ってくる車”でもあるのです。こうした背景も「CX-5=賢い金持ちが選ぶ車」と見なされる要因になっていると言えるでしょう。
3. CX-5とハリアーをサイズ・価格で比較

CX-5とよく比較されるSUVにトヨタ・ハリアーがあります。どちらも人気ミドルサイズSUVですが、サイズと価格には明確な違いがあります。CX-5の全長は4,575mm、全幅1,845mm、全高1,690mmに対し、ハリアーは全長4,740mm、全幅1,855mm、全高1,660mmとやや大きめ。
居住性やラゲッジスペースではハリアーがやや優位ですが、取り回しやすさや駐車時のストレスの少なさではCX-5が勝ります。また、価格面ではCX-5が約300万円前後から購入可能なのに対し、ハリアーは同クラスで350万円を超えることが一般的です。装備面も近年では大差がなくなっており、走行性能や安全性能を加味してもCX-5のコストパフォーマンスは際立っています。
「CX-5は金持ちが乗る車」と言われる背景には、このハリアーとの比較で得られる“見た目以上の高級感”が大きく関係しているのです。つまり、高額に見えるが、実はお得に乗れるというギャップが“金持ち風”の印象を生み出しているのです。
4. CX-5の値下げが期待できる時期は?

CX-5をお得に購入したいなら、値下げ時期を見極めることが重要です。マツダは決算期(3月・9月)に合わせて在庫処分を行う傾向があるため、この時期には値引き交渉の余地が広がります。また、新型車の発表・マイナーチェンジの前後も狙い目です。
特に、フルモデルチェンジ前には“旧型在庫一掃”を狙ったディーラーの攻勢がかかるため、価格交渉においては最大限の成果が期待できます。実際に、30万円〜50万円以上の値引きに成功した例もあるほどで、タイミング次第では本来の価格よりもかなりお得にCX-5を手に入れることが可能です。
中古車市場においても、決算期前後に出回るディーラー車や下取り車が増え、価格がやや落ち着く傾向があります。こうした時期を見極めて購入すれば、“金持ちだけの車”ではなく、“賢い買い物をする人の車”というイメージでCX-5を手に入れられるのです。
5. CX-5の月々のガソリン代はどれくらい?

CX-5の月々のガソリン代は、使用条件や走行スタイルによって大きく変わります。平均的な走行距離である月1,000km程度の場合、ガソリンモデル(2.0L)の実燃費は約11〜13km/Lとされ、レギュラーガソリン使用で月におよそ10,000〜12,000円が目安となります。ディーゼルモデルでは実燃費が約15〜17km/L、軽油使用となるため、同じ距離でも月7,000〜9,000円程度に抑えられることが多いです。
つまり、ディーゼルモデルの方が燃料代は安価に済む傾向があります。とはいえ、軽油は寒冷地での管理が必要な点や、オイル交換頻度の高さなどメンテナンス面では差があるため、総合的な判断が重要です。「CX-5=燃費が悪く維持費が高い」というイメージを持つ人もいますが、実際には同クラスのSUVと比べても十分に優れた燃費性能とコスト感を持っており、月々の負担は“金持ち専用”というよりは“堅実な家族向けSUV”にふさわしいバランスといえます。
6. マツダCX-5は“買い”か?ユーザー評価と総合判断

CX-5は外観の高級感、走行性能、安全装備、コスパのバランスから総合的に高く評価されているSUVです。購入者の年齢層は30代〜50代が中心で、家族持ちやアウトドア志向の方、セダンからの乗り換え層が目立ちます。
特に評価が高いのは“運転して楽しい”という走行感覚と、静粛性の高さ。また、BOSEサウンドシステムや本革シートなど、装備面でも高級感を演出する仕様があり、これが「CX-5は金持ちが乗る車」という印象を後押ししています。しかし、価格に見合わないと感じる人も一部にはおり、そうした声は特に「走行距離に対しての故障リスク」や「下位グレードの装備差」などに集中しています。
それでも、多くのユーザーは“この価格帯でこの完成度は驚異的”と評価しており、買って後悔する人は少数派です。つまり、CX-5は“見た目は高級車、中身はコスパ重視”の実力派SUVであり、予算に対してしっかり価値が見合う車と言えるでしょう。
まとめ:CX-5は“金持ち”でなくても納得できる1台

CX-5が「金持ちの車」と見られる背景には、見た目の高級感や装備の充実度、そして同クラスSUVよりも高い完成度が大きく関係しています。しかし、実際に維持費や中古相場、燃費、購入時期の戦略などを総合的に検討すれば、CX-5は決して“金持ち専用”ではなく、“賢く選ぶ一般ユーザーにも手が届く高品質SUV”であることが分かります。
特にディーゼルモデルの燃料費の安さ、リセールバリューの高さなど、長期的な視点でも魅力があるのがCX-5の強みです。加えて、ユーザー層も幅広く、実用性とデザイン性のバランスを求める人々に愛されている点も見逃せません。「いつかは高級車」ではなく、「今すぐ満足できるSUV」として、CX-5は非常に現実的かつ魅力的な選択肢です。見た目だけに惑わされず、数字と実用性で冷静に判断すれば、CX-5の実力は“金持ちだけのもの”ではないことが明らかになるでしょう。